炎症性腸疾患モデル

TNBS-induced colitis in SJL mice (acute model)
TNBS-induced colitis in BALB/c mice (semi-acute model)
Colitis in IL-10 deficient mice
Dextran Sodium Sulphate in C57BL/6 mice (acute model)

病態モデル/ 専門分野

骨関節系病態モデル

動脈硬化症モデル
脂質異常症モデル

ヒト初代細胞培養系

血管新生モデル

心筋梗塞モデル
再狭窄モデル

代謝性疾患モデル

中枢神経系病態モデル

皮膚系病態モデル

炎症性腸疾患モデル

繊維症モデル

組織工学におけるサービス

Cell-based in vitro models

Biomarker Assay List

Oncology

siRNA target validation


TNBS誘発性大腸炎モデル

マウスに2,4,6-トリニトロベンゼンスルホン酸(TNBS)を直腸内投与することでヒトの
炎症性腸疾患(IBD)の特性に類似した病態を誘発させることができます。
TNBS誘発性の大腸炎およびクローン病には、IL-12およびIFN-γの産生の強い
増加を特徴とした活発なTヘルパー1(Th1)の応答という共通点があることが、
多くの研究で認められています。弊社のTNBS誘発性大腸炎モデルは、これまで
報告されているモデルに比べ、良好な再現性と低い死亡率が特徴です。これは、
TNBSの直腸内投与の前に動物を感作することにより達成されました。
TNBSの直腸内投与後にマウスは体重が低下します。大腸には、腸の肥厚化や
血管形成など、炎症の明かな兆候が認められます。この炎症状態は主に大腸の
横行部および結腸部に局在しています。組織学的評価では、杯細胞の消失、出血性
壊死、潰瘍および顆粒球の貫壁性浸潤を認めています。炎症の程度は半定量的な
尺度によって分類が可能です。このモデルは、名の通っている二つの薬物、プレドニゾロンとスルファサラジンによるバリデーションでも良い結果が得られています。
また、乳酸菌(L plantarum) による優位な薬理作用も確認されています。
こうした化合物や乳酸菌の薬効は組織学的スコアに反映されます。炎症のもう一つのマーカーは急性相のタンパク質である血清アミロイドAです。このマーカーの血清中
濃度は、プレドニゾロン投与の薬効を反映しています。

パラメータ  (モデルにより標準パラメータは異なります)
 > 肉眼的変化 (colon thickness, colon weight/length ratio)
 > 組織学的分析 (loss of architecture, loss of goblet cells, presence of
   inflammatory cells).

 > Cellular infiltrates: e.g. CD4+, CD8+T-cells, CD11b+ cells, Mast cells,
 > Serum cytokines: e.g. IL-17, IL-13, IL-6, IL1b, etc.

オプション
 > SAA濃度
 > 便中の大腸損傷マーカー

英文プロダクトシート

Gene Expression Profiling Identifies Mechanisms of Protection to Recurrent TNBS Colitis Mediated by Probiotics

Efficacy of Probiotics in TNBS induced colitis, Poster at IRA 2008
TNO | The Netherlands Organization for Applied Scientific Research

  炎症性腸疾患(IBD)は病因が解明されていない慢性の炎症性疾患であり、潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病が代表的な二大疾患です。IBDの主な特徴は下痢で、多くは便中に血液や粘膜および膿が認められます。患者は、疾患症状の再燃を繰返し、慢性で再発性の経過をたどります。病理学的には、UCとクローン病は腸の炎症の多くの症状が共通していますが、違いもいくつか認められています。UCは、結腸粘膜の炎症、粘膜産生杯細胞の消失、陰窩の配列異常や陰窩膿瘍を特徴とします。局所血管周囲に好中球が検出されることもありますが、粘膜固有層に血漿細胞浸潤およびリンパ球の凝集が認められます。クローン病では、炎症性病変部は特に回腸、および結腸に認められます。こうした病変部は広範囲に及ぶ肉芽腫形成を伴う全層性病変です。現在、TNOでは TNBS誘発性大腸炎モデル(急性、亜急性)、DSSモデル、 IL-10ノックアウトマウスを用いた突発性大腸炎モデルをを受託試験向けに取り扱っています

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